「欠損金の繰戻還付」と住民税の落とし穴(後編)
というわけで、昨日の続きです!
→→→「欠損金の繰戻還付」と住民税の落とし穴(前編)
では、
欠損金の繰戻還付で、住民税が返ってくるのは、
どういう場合でしょうか。
繰戻還付というのは、
前期が黒字、今期が赤字というときに、
この黒字と赤字を相殺して、
前期に払った税金を返してもらう制度です。
このとき、
すぐに還付されるのは、法人税だけです。
住民税はどうやって還付されるかというと、
法人税が還付された年度以降に、
支払うべき住民税から順番に控除されます。
法人住民税というのは、
当期の法人税に、一定の率を掛けて計算します。
その計算をするときに、
その当期の法人税から、還付された法人税を引くわけです。
すると、
当然、その引いた後に一定率を掛けて計算する住民税は
引いた分だけ少なくなりますよね。
そこで、支払うはずの住民税が少なくなるので、
実質的に還付されている、というわけです。
でも、逆に言うと、
控除できるだけの住民税が発生しないと、
意味がありません。
繰戻還付で法人税が還付されてから、
ずっと赤字決算だと、住民税を払うこともないですから、
相殺もできません。
一応、相殺できる住民税が発生するまで、
7年間は待ってくれます。
でも、7年経てば、タイムアップです。
というわけで、
法人税のように、必ず返ってくる保証はないんですが・・・。
→→→「欠損金の繰戻還付」と住民税の落とし穴(前編)
では、
欠損金の繰戻還付で、住民税が返ってくるのは、
どういう場合でしょうか。
繰戻還付というのは、
前期が黒字、今期が赤字というときに、
この黒字と赤字を相殺して、
前期に払った税金を返してもらう制度です。
このとき、
すぐに還付されるのは、法人税だけです。
住民税はどうやって還付されるかというと、
法人税が還付された年度以降に、
支払うべき住民税から順番に控除されます。
法人住民税というのは、
当期の法人税に、一定の率を掛けて計算します。
その計算をするときに、
その当期の法人税から、還付された法人税を引くわけです。
すると、
当然、その引いた後に一定率を掛けて計算する住民税は
引いた分だけ少なくなりますよね。
そこで、支払うはずの住民税が少なくなるので、
実質的に還付されている、というわけです。
でも、逆に言うと、
控除できるだけの住民税が発生しないと、
意味がありません。
繰戻還付で法人税が還付されてから、
ずっと赤字決算だと、住民税を払うこともないですから、
相殺もできません。
一応、相殺できる住民税が発生するまで、
7年間は待ってくれます。
でも、7年経てば、タイムアップです。
というわけで、
法人税のように、必ず返ってくる保証はないんですが・・・。
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