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実録!国税局版「踊る大”調査”線」

今日は、

問題となったある税務調査の話。




■事件は「会議室」で起きている!




先日、

「大阪国税局で威圧調査」という記事が出ていましたね。




舞台は、

川崎汽船という神戸の会社の税務調査。




調査を担当したのは、大阪国税局。




川崎汽船は、

海外に100%子会社を持っていて、

その子会社が造船会社から船を買い、

その船を川崎汽船に運航用として

貸し付けています。




国税局は、

その海外子会社が造船会社から船を買った取引に

目を付けました。




なぜ、

国税局は、川崎汽船の税務調査なのに、

海外子会社の取引に目を付けるのか?




それは、

一定の外国子会社の所得は、日本の親会社の所得に

合算される、という税制があるんです。




なので、

この場合、海外子会社の所得もれは、

イコール川崎汽船の所得もれになるってことです。




海外子会社と造船会社との売買取引では、

いったん決まった価格が、後で値上げされていました。




値上げの理由は、

原材料である鋼材価格が上昇したため。




怪しい取引ではありません。




しかし、国税局は、

これを所得隠蔽のための仮装取引だ、

と考えました。




そして、

その“見立て”に沿うような形に

持っていこうとしたのです。




(見立てに沿うような・・・

どっかで聞いたような言葉だ)




国税局は、

税務調査で否認してナンボ、

追徴課税してナンボの商売です。




特に、仮装、隠ぺい取引などを

見つけた場合には、“お手柄”となります。




なので、

そっちの方向に持っていこうとしたのです。




そのために、

国税局はどうしたか?




以下、裁決書より。




「調査担当者(注:国税局のこと)から確認書は

証拠にならないと言われ、(途中省略)

確認書を作成する際、調査担当者は、

その内容を音読しなかったほか、

「日本語が間違っていないのであればそのまま書いてよ」

などと言って、調査担当者が作成した文案のまま

署名をするよう誘導していた」




「再度調査担当者から質問調査を受けた際、

質問事項に対する調査結果をまとめた

回答書面を提示すると、

調査担当者は、「この内容は違うじゃないか」

と言って怒り出し、怒鳴り続け、

「この会社は法人の体をなしていない」

などと意味不明のことを述べていた」




「そして、確認書を作成するとして、

自ら作成した文案を示し、これを手書きした上で

署名押印するように要請」




とまあ、こんな感じです。




要するに、

自分たちが書いた確認書を、

証拠にはならないからと言って、強引に署名させたのです。




そして、どうなったか?




国税局は、

この確認書を基に、

16億円の所得隠しを認定し、

重加算税という最も重い罰金を科しました。




納得できないのは、

川崎汽船です。




そのため、

舞台は、国税不服審判所に移ります。




国税不服審判所は、

正しく判断してくれました。




海外子会社の取引を

「当事者間の通常の取引交渉によって形成された

当事者の真意に基づく合意である」と

認めてくれたのです。




つまり、

国税局の見立てのような話は、

全くなかった、ということです。




もちろん、

16億円の所得漏れと重加算税は

取り消しになりました。




めでたし、めでたし・・・・?




明日に続きます。




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税務調査 | 2012-09-10(Mon) 00:00:00 | トラックバック:(0) | コメント:(0)
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